かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

おバカ

「ウチの家族はみんなおバカだから風邪はそうそうひかないでしょ」

次男が喉がイガイガすると言っていたので、風邪かい?と聞いたらこんな冗談みたいな答えが帰ってきた。

まぁ、確かにウチの家族は風邪をひくことはほとんど無いんだけど、それはおバカだからなのだろうか、と思いつつも次男が自分の家族はみんなバカと思っている事にビックリした。

確かに息子たちの勉強を見る時に、父さんバカだからよくわかんないんだよなぁ、と言ってのはあるのだが、次男はもしかしたらそれを深刻に捉えてしまい自分を卑下しているのかもしれないと心配に思い

「いやいや、確かにうちの家族は揃いも揃って学校の勉強が苦手だけど、バカではないと思うよ。むしろ君は空気を読む事に関しては優れているし、父さんを扱う事に関しては天才だと思う。まぁ父さんは学校の勉強は本当に苦手だから秀才でもないと思うけど、少なくとも君はおバカではないと思うんだが」

とわたくしが言うと、

「わかってるよぅ、学校の勉強に関してだけだよ、ホントのバカは自分がバカな事に気が付かないでしょ」

と、屈託の無い笑顔で返して来た。

そうね、本当のおバカは気付かない上に認め無いからねぇ。なんか複雑な気持ちだけど、心配したわたくしがバカでしたわ。

それにしても、ウチの家族はどうしてあまり風邪をひかないのだろう。

風邪ひいた事に気付かないのかな。

まぁ、わたくしは万が一仕事中に風邪をひいても認めないけど。