かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

息子が胸が痛いと訴えてきたので検査をしてきた。

 

先日、わたくしが仕事で地方行っている時に次男が電話で体調不良を訴えてきた。

 

 

寝てる時に胸が痛くなったそうだ。

 

 

学校行きたくないが為の仮病は限りなく多かったが、ここ数年、風邪などで体調を崩すことはほぼなかったのでわたくしは少し驚いた。

 

そして、次男から「病院に行く」と、言ってきた。

 

病院が苦手な次男なので、普段は絶対に病院に行きたいとは言わないのだけど、今までにない経験だったので怖くなったらしく病院にいく事をすぐに決意したらしい。

 


とりあえず急いだ方が良いと思い、長男に病院に付き添って貰い、心臓や肺に異常はないか心電図やらレントゲンやら、一通りの検査を受けるように伝え、わたくしは何かあったらすぐ戻れるようにホテルに戻って準備をしていた。

 

 

そして、検査が終わった次男からメールが届いた。

 

 

「余命3ヶ月だって」

 


と。

 

 

心臓が止まりそうになった。目の前が一瞬真っ暗になってベッドにしゃがみ込んでしまった。
まさかうちの息子がそんな深刻な事になるなんて思ってもいなかったし、近くにいなかったから更に気が動転してしまった。

 

オロオロしていたら、すぐに次男からまたメールが届いた。

 

 

 

金よこせ

 


と。

 

 

一瞬意味がわからなかった。

が、わたくしは込み上げる怒りをおさえながら

 

 

俺が今すぐにトドメを刺してやる

 

 

と、メールを返し、病院を出たらすぐに電話するように長男に伝えた。


で、すぐに次男から電話がかかってきたので

 


ゴルラぁぁ!貴様、言っていい冗談といって悪い冗談があんだよ、父さんの心臓がおかしくなりそうだったじゃねぇか、マジで帰ったら覚えておけ、それ相応の報いを受けさせてやる、しかもなんだよよこせって、死ぬ前にゲームに課金でもすんのか?オヤジをナメてんのかコラ?貴様の貯金を預金封鎖すんぞコラ、そもそも貴様はゲームばっかりやって運動なんかほとんどしねぇから体調不良になんだよ、自分の身体を大切にしろってあれほど口を酸っぱくして父さん言ってただろぅ、勉強しないとか出来ないとか素行が悪いとか、悪態をつくとかゲームやり過ぎとかそんな事は父さん人の事は言えないから怒らないけど、自分の健康を大事にしねぇとブチ切れんぞ、と、いっつも言ってんだろコラ」


みたいな感じてわたくしが言うと、次男


「いや、パパだから大丈夫だと思って、何言ってもビックリしないし、ママとか他の人にはそんな冗談言わないよぅ、てか今は痛いわけではないし全く問題なかったよ、今後はお兄ちゃんと運動しにジムに通うよぅ」

 

と、ケロリとした口調で言ってきた。


何言ってもビックリしない訳じゃなくて、ビックリして動揺してる父親の姿をみたら頼りなく思うだろうから落ち着いて見せてるだけだよ、、と思いながら長男に電話を代わって貰い詳しく聞くと

 

「一通りの検査をしてみたけれど、何処にも異常はなく、しいていえば痩せてるのと運動量が少ない事が気になるけど、若いので心臓の疾患は考えにくいので風邪のウイルスが胸に入った可能性が大きいそうだよ、先日転んで胸を打ったのを思い出したっ言ってたからそれもあるかもって」

 


と、長男はケラケラと笑いながら話してくれた。

 


まぁ、何事も無かったから良かったし、病院の先生から少し運動した方が良いよ、と言われた事により長男とジムに通うようになったので結果としては良かったのだけど、次男のわたくしに対する冗談はいつか仕返しをしてやろうと思っている。

 


「実は、お前は俺の子じゃないんだ」

 


ぐらいが同じ破壊力だろうか。

 


いや、次男はそういう事より

 


貴様のパソコンを破壊しておいた」の方が精神的にショックがデカいかな。

 

いや、、、でもそれで本当に体調壊されても困るからなぁ。 

 

 

何はともあれ息子達は元気でいてくれるのが一番ですわ。