かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

なんでもないような事

昨日久しぶりに家族揃って家で昼食を食べた。

なんだかんだで各々忙しくすれ違い、次男の夏休みにもかかわらずこんなに一緒に家でご飯を食べれていないのは初めてかもしれない。

「パパ、これみて」

と、次男が箸を持った右手をわたくしの顔の前に突き出してきた。

意味がわからない顔をしていたら次男はしかめっ面で箸の先ををカチカチ鳴らし始めた。

よーく見てみたらビックリ、次男の箸の持ち方がちゃんとしていた。

「おいおい、どうした、あれだけ教えてもキチンと箸を持たなかったのに急に正しい箸の持ち方が出来ているではないですか」

と、わたくしが気付くと、次男は一瞬嬉しそうな顔をした後に得意気な顔をしてご飯を食べ始めた。

長男も小さい頃、一緒に豆掴みやったりあの手この手で箸の正しい持ち方を教えたんだけど出来なくて、ある時急 に出来るようになってたんだよなぁ。

と、思いながら長男を見たら、お兄ちゃんは昔から出来ていたよと言わんばかりに箸の先をカチカチ鳴らしてドヤ顔で次男を見ていた。

それにしてもほんと最近、なんでもないような事が幸せに感じるなぁ。

会話が無くても家族揃ってお茶してるだけで急に至福感がこみ上げてくるし、何なんでしょうねぇ。

まあ、その分泣きそうになるぐらい大変な事も沢山あったんだけど、息子達の成長を見てると全てが「良かった」と思えてくる。不思議ですわ。