「高校進学をしたくない」と言う次男に対して中卒の親が何も言うことが出来ないと思い、高卒認定試験を受ける事を決意したのは今年の2月ぐらいだっただろうか。
いくらなんでも小学三年から学校の勉強を放棄した42歳が高卒認定試験を受けるのはかなり無謀だとはわかっていたが、わたくしの中では他に選択肢がなかった。
わたくし自身はこの歳まで勉強をしてない事で苦労した事はないが、それはあくまでわたくしの人生の中だけであって息子達が同じ様になれるとは限らない。
「中卒でも父さんみたいに楽しく生きられるから大丈夫だよ」と言ってあげたい気持ちもあったけれど、それは結果論であって、親としては息子の選択肢の幅を広げておいてあげたいし、自分が経験していない事を否定する生き方より、自分が経験していない事を知ろうとする生き方を親の背中としては見せたい。
そんな思いもあって高卒認定試験を受けた。
自分は学校の勉強が嫌いで逃げて来たので、途中で挫折しそうになるかと思い、この日記にも書くことにした。
書いてしまう事で逃げられなくなると思ったから。
そして、今月の初めに高卒認定試験を受験し、昨日、試験結果が簡易書留にて届いた。
結果は
「あなたは標記試験において、大学入試資格取得に必要な合格科目数を満たしておりませんので、今回の試験も含め、これまでの合格科目を記載した科目合格通知書をお送りします」
と。
つまりのところ、高卒認定は不合格。
しかし、高卒認定試験というのは全部で8科目あり、高卒認定を貰う為に8科目全部合格しなければならないのだけど、一教科でも合格していれば次に受ける時はその教科が免除される。
つまり、今回合格していた科目数が多ければ多いほど次回の高卒認定試験は簡単になる。
で、わたくし今回、何科目合格したのかといいますと。
8科目中、7科目
あと、1科目、、、、。
いや、7科目も合格できればいいじゃないか、息子にも父親の頑張ってる姿を見せる事が出来たし、と思うかもしれませんけど、わたくしの中ではそういう訳にはいきません。
学校の勉強というのは結果重視の世界なのですから。
わたくしが一番苦手な結果重視だからこそ、無謀でもここは本当に一発で突破したかったのです。
ドラクエの新作の発売日に買わないで我慢して勉強したし。
ドラクエの新作の発売日に買わないで我慢して勉強したの。
もう、ガモンがガマンですからね。
しかも、高卒認定って高校卒業の資格にはなりませんからね。
つまりのところ、高卒認定に合格しても中卒には変わりないらしいので、多分、大事なのは高卒認定試験に合格してからなんですよね。
わたくし、正直に申しますと来年の大学受験を考えておりました。
心の片隅では「高卒認定試験をサクッと合格して、来年に大学受験してサクッと合格したら超かっこよくね?自分の苦手なモノに立ち向かって行き打ち勝つ事で、息子も高卒認定試験を受験しようかな、と思ってくれるんじゃね?」
と、思っておりました。
で「小学三年で勉強を放棄した42歳が独学で高卒認定に合格した驚きの勉強法!」とか本の出版の依頼が来るんじゃないかとドキドキしてました。が、
全て砕け散りましたよ。
まぁ、人生そんなに思い通りに行かないから楽しいんですけどね。
アハッ。
とにかく、大幅に予定が変わってしまいそうです。
今年の11月にもう一度、高卒認定試験があるのですが仕事のスケジュールの都合でどうしても受験する事ができません。
と、いう事は次回の高卒認定試験は来年の8月になり、大学受験は再来年。
まぁ、来年に大学受験する方法はあるにはあるのだが、さて、これからどうするか、、、、。
ちなみに、わたくしのこんな思いに対して次男は
「また来年頑張りなよ、次はいけるよ」(。・ω・。)
と、声をかけてくれました。
いや、オメェも頑張れよ、と思いましたが、きっと背中は見てくれてると思うのです。
どっちが親だかわからなくなってきた今日この頃でございます。
おわり。
わたくしが高卒認定を受けるまでの流れに興味のある方はこちらを読んでみてください。