先日、次男とコンビニに行った時に
「パパ、お願いだからコンビニでエロ本をガン見しないで、恥ずかしいから」
と、言われた。
とりあえず、息子がエロ本を見てる事が「恥ずかしい」と言ったので、父として、男の先輩としては、そろそろ性の話をしていかなければいけないかなと思い、わたくしは次男に言いました。
「いいか、よく聞くんだ。お前は父さんがエロ本をガン見している姿を恥ずかしいと思う気持ちも痛いほどわかる、しかし、父さんがこういったモノに微塵も興味がなければ、君は生まれて来なかった可能性もあるんだよ、極論だけどな。年頃なんだから君もそろそろエロ本の一冊ぐらいベッドの下に忍ばせておきなさい」
と、言いましたら次男は、なんだこの親父は?頭がおかしいのか?頭がわいてるのか?という気持ちがこもったジト目で
「いや、確かにそうなんだけど、、、僕はまだいいよ、もう少ししたらで。あと、今の子供はスマホとかネットでみれるよ」
と。
「確かに、、、」
わたくし、最近思うのです。
子供にはやって欲しくない、見せたくない、というものを遠ざければ遠ざけるほど、大人になって何かしらの反動が出てくるのではないか。ある程度の年齢に子供が成長したら、そういう事について沢山の話をした方がよいのではないか。特に男の子は。そのために親として、そういう事について深く知っておいた方がよいのではないか。
と。
なので、さっそくエロについて調べてみたいと思います。
あるサイトに書いてあったのですが、エロは全世界共通で日本のエロの産業は世界第3位だそうです。
1位のエロはぶっちぎりでアメリカで4000万人の方が日常的にエロサイトをみているそうです。
さすがアメリカ、規模が違うな。
ちなみに、モンストも世界で利用者が4000万人を突破したそうです。
どちらも凄い数字です。
次に、世界第3位の日本のエロの市場規模をネットで調べました所、この様な数字がありました。(2014年度)
アダルトデジタルコンテンツ市場規模
703億円
アダルト向け出版市場
418億円
アダルトグッズ、ショップ市場
2093億円
風俗施設、サービス市場
3兆5775億円
凄いですね、エロだけでもかなり経済を回してますね。
日本の防衛費が5兆円ぐらいですから、もう少しで「エロの力で国を守れるのではないか?」と、思ってしまいます。
ついでに、「青少年はやってはいけないもの、行ってはいけない場所」とされている市場の規模を見てみましょう。
タバコ、酒などのアダルト向け食品市場
7兆2400億円
キャバクラ、居酒屋、バー、メイドカフェなどの
アダルト向け外食市場
3兆2948億円
ギャンブル市場
30兆2786億円
(矢野経済研究所調べより)
いや、数字で見ると凄い市場規模ですね。
この数字が事実であれば、アダルト向けの娯楽の市場規模の合計は国の税収を超えているわけです。
なんて事でしょう。
大人の欲望の世界 、いや、これだけの市場の規模が近くにあって、経済を回してるとなると、子供に対して無いものとしたり、子供の目の届かないモノにしようと思っても、なかなか難しいと感じます。
インターネットも普及してますし。
なので、子供がある程度の年齢になったら、青少年のうちは禁止されてるモノを、無いものとしてではなく世の中の経済を回してる現実があるものとして、その上で子供に話していくのがよいのではないかと、わたくし感じました。
そもそも、大人が楽しそうにやっている事を「子供はやっちゃダメだ」と頭ごなしに言っても年頃の子には説得力ゼロですからね。
子供が社会に出て、色んな人に会うようになると、
子供の頃に親から「やっちゃダメ」と言われていた事をやる人に会う事がかなりの確率であると思いますし。
そこで判断するのは子供自身ですからね。
まぁ、どう子供と話すかは親の経験や固定観念にかなり左右されるので、親の経験が少なかったり、思考が柔軟でないと難しい所もあると思うのですけどね。あとは親子で程よくざっくばらんに会話が出来るかどうかも。
で、話はエロに戻りまして。
わたくし、次男にこういう感じに伝えました。
「君が興味を持ちだすのはいつだかわからないが、父さんとしては、エロに興味を持ったらガンガン話した方が良いと思う。もちろん誰とでもという訳にはいかないかもしれない。すげぇエロい事に興味があるクセに、私そんな事は嫌いです、知りません、みたいな顔をしている男は基本的に信用出来ないと父さんは経験上思ってるから、気をつけた方がいい。そして、君とはいつかエロについて男同士で語り合える日が来ると思ってる、エロは正しく深く追求していけばもはやエロではなく真理に近づく。それは愛かもしれない。父さんはこう見えて、まぁまぁ色々知ってるんだぞ」
と。
なので、もうそろそろ経済の話を交えて息子とエロについて語り合えるのではないかと思っております。
そして、それをキッカケに「性」について考え、自分で判断出来るようになればよいかな、と。
ヨイチチオヤハマネシナイヨウニ
おわり。