かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

最近流行りのミニマリストを子供と実践してるとどうなるか

最近、近所の書店で売れていると宣伝してたこの本を読んでみた。
身の回りの物を減らし生活を必要最低限モノだけでモノに縛られずに暮らし、モノが少ない中での豊かさと幸せを感じるという、ミニマリストのライフスタイルを綴ったもの。

で、わたくしの読んでの感想は

ウチは既にミニマリストだわ。

ミニマリストを実践するのは恐らく一人暮らしの人か子供を持たない人の方が向いている思うのですが、ウチは何故だかわたくしも息子達も数年前からほぼ必要最低限で暮らす、この本で言うミニマリストかと。

まず、ウチの息子達の部屋はベッドのみ。

もう一度言うと部屋の中にはベッドしかありません。

あ、もちろん布団はありますけど、八畳ぐらいの部屋に木製の二段ベッドが一つ置いてあるだけ。

あとモノが増えるとしても冬になると出窓に空気清浄機を置くぐらい。

勉強机は息子達は勉強が大嫌いなのでありません、テレビは地デジが始まった頃に全部処分してしまってから買ってないのでありません、テレビも無いので今はテレビゲームもありません、洋服は家族全員の洋服や小物はクローゼットの中と小さな収納の押入れにおさまっております。

親子で同じ服きますんで。

なので子供達の部屋はベッドしか置いてない状態。

なんだその修行僧のような生活は?と思うかもしれませんが、誤解無いように書くと、テレビは見ないですが、見たいドラマや映画や自分の作品はリビングのデスクトップパソコンで見て、ゲームはパソコンでやり、大好きな漫画はスマホで読むか漫画喫茶に読みに行きます。

わたくしと長男は一台づつMacBookを持っており、リビングで各自パソコンで何かをしてるとちょっとしたIT会社ごっこみたな事になります。ちなみに、わたくしの部屋は今、同じ事務所の役者さんに貸しているので自分の部屋はありません。あ、これは話すと長くなるので置いておきましょう。

次男の勉強道具や学校のモノはリビングに少し置いてあるのみで、昔のモノは全て資源ごみやリサイクルに出して必要最低限になってしまってます。

わかりやすく説明すると

30分あれば余裕で夜逃げ出来る状態

ですかね。まぁ、夜逃げする事はそうそうありませんがね、これから夜逃げをしようとしてる方が読んでたら悪い例えでごめんなさい。つまり、明日から家族でワンルームマンションに住めるぐらいモノが少ないかと。

何故このような事になってしまったのかは自分でもよくわかりません、決してミニマリストに憧れた訳でも断捨離に目覚めた訳でも終活をしてる訳でもありません、ただ、毎年家族みんなで大掃除をする度にモノが少なくなってしまった、と言うぐらいですかね。

手に入れる為には何かを手放せ、とか鋼の錬金術師の「等価交換、何かを得ようとするなら、それと同等の代償が必要って事だ」というセリフを息子達に言いながら大掃除をしていたのもあるかもしれませんが、手放し過ぎたらもはや何を手に入れたいのかわからなくなってしまいました。

ただ本にも書いてありますが、この必要最低限の生活になって得た最大のメリットが、子供に


部屋を片付けなさい!

と怒らなくていい事ですかね。

なんてったってモノがありませんから。


たまに、掃除機をかけておいて、と言うぐらいで全くストレスありませんし、アレはどこだっけ?という事もほぼありません。

と、まぁ、一見良さげな感じですが、デメリットと言いますか、大変になる事も多々あります。

まず、モノが無いのに慣れてしまうとモノが置いてあるとなんだか落ち着かなくて気になってしまい、捨てなくてよい物までよく処分してしまいます。

(ちなみに他人の部屋は気にならないです。)

しかし、そんな事が比べモノにならないとってもとってもとっても大変な事があります。

中二の次男洋服を買わないんです。

ただでさえ物欲が少ない上に必要最低限だと思う洋服を一緒に買いに行ってくれさえしないんです。


理由は「別に洋服とか興味ないし、今ある洋服まだ着れるし、買いに行くの超めんどい」と。

あれかね、洋服選ぶ時間か勿体無いって言うスティーブジョブズさん的な感じかね。

いや、確かにモノを大切にしてるようにも感じますし、今あるモノで事足りる事は悪い事ではないのですが、こっちが良かれと思って買って来ても着慣れた服しか着ないのです。そして、それが行き過ぎると大変な事になるのです。

先日、ご飯を外で食べようと仕事帰りに家の近くの駅で待ち合わせしたら着てきた服が、小学生の時に買ったハーフパンツとTシャツだったんですよねぇ。

小学生の時に買ったハーフパンツを中二の男の子が履くと、成長の早い小学生が半ズボンはいたみたいなるんですわ。

鉄人28号の正太郎君のようです。

次男は自分が急激に身長が伸びた事に自覚がないのですかね、わたくしは会った瞬間「君、中学二年生だよね?」と聞いてしまいました。

次男は「微妙に小さいけど、まだイケる」と満面の笑みで言っている姿は小学生のようです。

このままではショタに狙われてしまうかと思い、ソッコーで近くのユ◯クロに無理矢理連れて行き少し大きめの洋服を多めに買いました。

買ったら「あ、洋服って意外と大切だね」と呟いていたので少し安心しましたが、父親としては、将来結婚したら奥さん大変そうだなぁ、と悩む所ではあります。


結果としては、何でもほどほどにバランスが大事何だなぁ、と。

まぁ、わたくしミニマリストになりたくてこの様になった訳ではありませんが、もし、幸せになろうとしてミニマリストを目指してやり過ぎてしまったら、必要最低限のラインがわからなくなって不幸な状態になり兼ねないですからねぇ。

例えれば、身体のために自然食にしたのに自然食にこだわり過ぎてストレスでカラダを壊すみたいな。

この本は、それらの事も事も踏まえてバランス良くミニマリストの事を書いてあるなぁと思いました。オススメです。