昨日、二泊三日の林間学校から次男が帰ってきた。
「パパー、だだいまぁ。ちょー楽しかったよ林間学校。うんとね、日光では日光東照宮に行って、いろは坂では、、」
みたいな会話を、次男が帰って来るなり楽しそうに話してくれるものだと想像していたが
「はい、お土産」
と、金箔入りカステラをわたくしに渡して、手を洗い、そそくさと携帯をいじり始めた。
おいおい、金箔入りカステラとは渋いチョイスだし、何故そのチョイスかも知りたいのはさながら、父さんは君がいかに林間学校を楽しんだかを聞きたいのだが何故にそんなにドライな感じなのかね?友達からのメールがたまっていて早く返信しないとマズかったりするのかな?まぁ、それもわかるが、二泊三日父さんと離れたら父さんはなかなか寂しかったのよ、君は寂しくなかったのかい?まさか、二泊三日ぐらい親から離れただけで精神的に大人になったのか、だから金箔入りカステラ?いやいや違うな、もしや、林間学校で何かあったのか?まさか、いろは坂でゲ◯を吐いてしまって、大変な思いをして誰とも話したくないのかい?父さんも昔、いろは坂にてゲ◯で大変な大惨事を巻き起こした事があってトラウマになったから、息子の君も同じ道を辿ってしまったか?
などなど考えながら
「どうだった林間学校?何かあったのかい?いろは坂は大丈夫だった?」
とわたくしが聞くと
「楽しかったよ、いろは坂も全然平気だったし、なんで?」
とキョトンとした顔をしていた。
「いや、別に何って事はないけど、父さんこれから出掛けるし、林間学校の話、聞きたいなぁ、と。あ、お出掛け一緒に着いて来るかい?」
と、聞くと
「いや、今日は疲れてるからやめておく」
と。
次男が親離れを始めた気がする。