かあいがもん「お父さんの日記」

早いもので長男は29歳、次男は21歳になりました。

非常に悩む所ではあるのだけど、何とかなるだろう。

もう少しで中学三年生になる次男が、徐々に反抗期になりつつあるような気がする。

 
いや、これを反抗期と言うかどうかは難しいところなのだけど、明らかに親にとって少々厄介な事になっている。
 
学校から帰った次男が制服のままで、靴下を土踏まずまで中途半端に脱いだ状態でリビングの椅子に体育座りで座って溜め息をつきなから携帯をいじっていた。
 
「おいおい、どうした学校の制服も脱がずに、何があったのか?」
 
とわたくしが聞くと
 
「いや、こないだ学校で学校の生活は楽しいですか?ってアンケートがあったんだけど、それに、つまらない、って書いたんだよ。正確には超小さい文字で横に、クソをつけて。そしたら今日先生に呼び出し食らってさ」
 
と、次男は全く悪びれた感じが無く言うので
 

「おいおいちょいと待ちなさいな、そんな事を書いては当然でしょ、物には言い方ってものがあるんだから、もっと何ていうかオブラートに包む言い方とかあるじゃない。例えば、、、、僕は本音で言えば学校の生活は楽しいとは言えません、と言うよりか苦痛に感じる事があります、それは人間関係とかではなく僕が勉強が好きでは無いからだと思います、先生方は生徒の事を考えて僕達に一生懸命勉強を教えて下さっているのに、勉強を楽しむ事が出来ない事は本当に心苦しいのですが、まだ生まれて十数年間しか経っていない幼い僕の心は、その気持ちをコントロールする事ができません。何故勉強をしなければならないのか、大人になって勉強が凄く出来るエリートや政治家でもその頭の良さを悪い事に使う人も少なくない昨今、現在の学校という物の在り方が僕にはしっくりこないのです、みんなと同じ様に勉強が出来ると学校は楽しくなるんでしょうか、科学者などの学問を必要とする職業を目指してる人は別として、全ての子供が義務教育で同じ様に学校の勉強をする事がどの様に大切なのかこれから考えて行きたい所ですが、兎に角、今は、心の底から本当にの学校が楽しく無いと感じてしまうのです、頭では学校は大切と分かってるのですが、、みたいな言い方。」

 
という感じでわたくしが言うと
 
「めんどい、とにかくクソつまらないモノはクソつまらない、本当なんだからしょうがないじゃん」
 
と、聞かれた事を本音で答えた事の何がいけないの?という感じを次男は出してきた。
 
「まぁ、そうなんだけどね、でも、クソはウンチだからやめようね。父さん次回の三者面談が怖くて怖くて仕方ないよ。只でさえ昔から学校が苦手なのに大人になってからも先生に注意されるんだから、、、お父様はどんな教育をされてるんですか?と。まぁ、ウチはちょっとだけズレてる考えって言うか、父さん自信がアウトな様な気がするから、いかに普通で素敵でちゃんとしたお父さんと思われるか、なるべく学校行事に参加したり面倒な役割分担とかそこんとこは頑張って来たりしてたのよ、、、、だからもう少し、、」
 
と、わたくしが、ボソボソ言っていると
 
「大丈夫だって」
 
と、次男は親指を立ててきた。
 
何が大丈夫なのかは全くわからないのだけど、確かに客観的に考えてみると今は本人が大変ではなのでは無く、わたくしが大変であるのだろう。
 
ここで次男に対して、学校の先生の気持ちにもなって考えなさい、とかもっと勉強を頑張りなさい、とか親として厳しく言うのもあるんだろうけど、なんせ自分自信が中学の時を思い出すと酷すぎて言えない、、、。
 
中学二年の終わり頃から学校に行く鞄の中にはしか入れて無かったし、嫌いな先生に対しては教科書を床に叩きつけたり反抗ばかりしてよくブン殴られていたし、しまいには先生をおこらせ過ぎて先生から「タイマンだ!コルらぁぁぁあ」と言われてみんなの前で取っ組み合いになって、後に体育の先生にシバかれたり、、、etc、、ぁあ思い出しただけで猛反省。
 
あれが反抗期だったとすると、まぁ次男の言動は可愛いものなんだけど。
 
勉強嫌いに関しては親に似たらこれはマズいと思い、親のわたくしが先ずは勉強を好きになろうと本屋に中学の参考書を買おうと立ち読んだのだけどやっぱり無理だった。
 
まず文字が目に入ってこない、、、目眩すらする。台本や、小説は入ってくるのに、、、不思議。
 
どうやって自分が好きになれない事を息子に好きになれと言えようか。
 
どうやって自分が出来ない事を出来る様になれと息子に言えようか。
 
それこそ無理矢理勉強させたら傍若無人で親が反抗期みたいな事になる。
 
しかし、わたくしのお兄さんは勉強が好きで、勉強出来るんだよなぁ、兄さんの息子も中学受験受かったみたいだし、、、ホント何の違いでこうなるんだろ。
 
今度、親に聞いてみるか。
 
そんな事を考えていたら長男が帰ってきた。
 
そう言えば長男は反抗期と言うものほとんど無かったし、勉強は苦手だったものの、頑張るところでは頑張って勉強していて、うちの家族の中で唯一、高校を卒業している。
 
長男も次男に対してもう少し勉強頑張った方が良いよ、と心配しており、
 
「英語の単語ぐらいはわかるんだろ?」
 
と長男が次男に聞くと
 
「んなの余裕だよ、コラ」
 
となって、長男が次男に対して英語の単語テストをする事になった。
 
 
「じゃ、月曜日は」
 
「サンデー」
 
「、、、じゃ日曜日は」
 
「サタデー」
 
「、、、、、」
 
 
 
「、、、、、じゃ携帯は」
 
「アイフォン」
 
 
「オメェの携帯じゃねぇよ!」
 
「そか?、、、、(・ω・)ノ」
 
と、こんな感じだった。
 
自分の好きなアニメとかパソコンやゲームに対しては優れた記憶力を持っているのだから、それを勉強に使えば良いのにと思うのだけど微塵も使わない。いや、使わないのでは無く、使えないのかもしれないけど。
 
中学三年生になると受験に向けての勉強に切り替わってくる事だろう、次男はどうなって行くのか、、、、元気にスクスク育ってくれていて毎日楽しいのだけど、学校に関しては心配。
 
 
 
日記に書いても良いものか非常に悩む所ではあるのだけど、、、あえて書いていこうと思う。